若いうちに営業職を経験しておいたほうが良い理由とは

仕事のリアル

若いときはなかなか気づきませんが、若いときを過ぎると若いときは二度と返ってきません。そんな若いときに営業職を経験すると、どんなことになるのでしょう?

はじめに

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と言います。若い時期は失敗から比較的立ち直りやすく、しかも苦労から得た経験をその後も長く生かせます。肉体的にも精神的にも柔軟性があるので、失敗を恐れずにガンガン挑戦しましょうということのようです。
営業職は中高年からでも挑戦できる職種ですが、あえて若いうちに経験しておいたほうが良いかもしれません。今回はその理由に肉薄してみます。

求人数が多いから

多くの業界で人手不足になっている昨今。多くの業界で幅広い年齢層の人材を求めてはいますが、やはり「これから長く勤めてくれる可能性の高い」若い人を多くの企業が求めています。
求職者にとっては選択肢が多いということになります。

未経験でも挑戦しやすいから

営業職は未経験でも挑戦しやすいと言われています。
営業職として仕事をするのに、何かの深い知識は必要ないからです。そのため、営業職のスキルを学べる専門学校や大学もありますが、医師になるために医科大学に通ったり、弁護士になるために大学の法学部に通うような、「それを学ばなければ絶対にその職に就けない」というハードルはありません。進学先は文系でも理系でも、文学部でも工学部でも構わないわけです。
つまり、10代後半でまだ進路を決めかねていても、就職活動を始める際に、または就職活動をしながら「営業職になろう」と思い立っても間に合うのです。

変なクセがついていなくて学んだことを吸収しやすいから

営業職にも専門の知識や技術は必要ですが、特別な資格が必要な職種ではありません。もちろん、営業職にも経験があったほうが効率的に仕事を進められるかもしれません。
とは言え、今までシステム会社の営業担当として経験を重ね、今回、不動産会社の営業担当になった場合、前職の経験で付いてしまった「仕事を行う上でのクセ」が邪魔になることもあります。そういうことがないよう、あえて未経験の人、経験の少ない人を求めるという会社もあります。
未経験の人、経験の少ない人と言えば、中高年より若い人のほうが多いはずです。

体力があるから

若い人は中高年の人よりも体力があります。体力は年齢とともに衰えていくので仕方ありません。
経営陣や人事担当者の中には「営業職は体力仕事」「営業職は足で稼ぐ」と思っている人も多いため、体力のある若い人が重宝されがちです。

無知でも許されるから

世の中では、若い人より年配の人のほうが知識を持っていると思われています。若い営業担当者が商品やサービスに関して多少知らないことがあってもお客様は「仕方ない」と思ってくれたりします。ところが、30歳を過ぎたくらいから「知らないでは済まされない」と言われるようにもなってきます。
若いときは多少知らないことがあってもまだ許されるので、若いうちから営業職になり、失敗を重ねることで営業職としてのスキルを伸ばすことを期待されるのです。

失敗しても選択肢はまだ多いから

営業は、お客様の懐に入り込まなければいけないので、なかなか難しい仕事です。ベテランの営業担当者なら絶対に失敗しないという保証は何もありません。経験の少ない若い人はもちろん失敗することもあります。
ただ、失敗したとしても若いうちなら、会社を辞めて他の会社を探すにしても、営業職を辞めて他の職種を探すにしても、中高年に比べて選択肢は多いです。

伸びしろがあるから

営業はなかなか難しい仕事ですが、若くても才能を発揮して成功を重ねることもあります。20代の成功で得るものはたくさんあります。キャリアの選択肢が広がりますし、自身の市場価値も上がります。
もちろん、失敗から得るものもたくさんあります。
中高年になって得たものは、その先何十年も役に立てることは難しく、若手の人材を育てる役割を担うことになります。もちろんそれはそれで大いに意味はあります。
これが若いころではあれば、得たものはその先何十年も自分のキャリアアップに役立てることができます。

いろいろ柔軟なはずだから

どんな仕事にも失敗はつきもので、営業職も同様です。ベテランの営業担当者が失敗すると、深く落ち込みます。ノルマがあったりすると精神面でも疲れます。
失敗したり、ノルマを達成できないと「今までの経験は無駄だったのか」なんて考えてしまいますし、「良い結果を出せないと社内の評価が下がるが、今の年齢なりのプライドがその評価を受け入れてくれない」とか「この失敗でボーナスを減らされるとローンの返済に響く」とか、いろいろあります。
若いと、そういった余計なことを考えず、「まだ若いんだから失敗も仕方ない」と気持ちを切り替えられる人も多いでしょう。

若いうちにビジネスの基礎を経験できるから

営業職は多くの業界に存在します。多くの業界の多くの企業で、営業職が活躍しています。それぞれの企業や業界での固有のノウハウもありますが、「営業職」と大きく括った中に共通するノウハウもあります。
若いうちにこのノウハウを身に付けておくと、それ以降はいろいろな業界でそれを発揮できます。つまり、時代の変化とともにある業界が廃れていったとしたら、別の業界で営業職になれば良いわけです。
中高年でそうした基礎的なことを身に付けても、その先、別の業界でそれを生かせる機会にはもしかしたら巡り合わないかもしれません。やはり若いうちに身に付けておいたほうがメリットも大きそうです。

若いころに営業職を経験しないほうが良い理由

ただ、営業職は若くなければいけないかというと、そういうことではありません。どうせ営業職を経験するなら、歳を取ってからより、若いうちから始めたほうが良いということです。それは営業職に限ったことではありませんが。
ちなみに、若い人が営業職として仕事をする上でのデメリットもあります。
若いと当然、経験が少ないですから、相手に軽く見られることもあります。なかなか頼りにされないわけです。

まとめ

営業職に限らず、若いうちに始めたほうがメリットがたくさんあるという職業はいろいろあります。ただ営業職の中には、ノルマがきつかったり、精神的な負担が重たいものも多く、「営業はキツイ」というイメージを持っている人も多いに違いありません。
「営業がキツイ」かどうかは適性にもよりますから、一概には言えません。営業職に合っている人は、毎日楽しく仕事を続けています。
とは言え、どんな仕事にも「キツイ」と思えることはあります。そうした「キツイ」ことは若いうちにとっとと経験しておけば、年齢を重ねて同じような「キツイ」ことを繰り返すこともなくなるのではないでしょうか。
もちろん、また別の「キツイ」ことを経験することにはなりますが。

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