ザイオンス効果

アメリカの心理学者ロバート・ザイオンスが提唱した、「単純接触効果」と呼ばれる心理効果のこと。何度も繰り返して接触していると、好意や評価などが高まっていく効果があるという説です。
ザイオンス効果によれば、よく会う人や、何度も見ている映画のことを好きになっていくわけです。広告・宣伝などの露出が多いほど、その商品やサービスを欲しくなるのです。まだあまり売れていない芸能人が、少しでも多くテレビに出たがるのはこの効果を狙ってのことかもしれません。
ただ、接触の10回目以降は効果が減るそうです。また、もともと対象に興味がない場合は好感度が高まるものの、何かのきっかけで嫌悪感を抱くと、その後はザイオンス効果によって嫌悪感が高まるとか、高まらないとか言われています。
一度スキャンダルがあると、芸能人の人気が一気に下降するのもそのためかもしれないような、じゃないかもしれないような気がします。
ちなみにザイオンスは Zajoncと表記します。日本語ではザイアンス、ザイオンと書くこともあるそうです。