スコープ

距離が離れた対象を狙撃するとき、ライフルに装着して照準を合わせる照準器。
ビジネスでは範囲、領域、作業範囲などの意味で使われます。
もう少し具体的に言うと、プロジェクトを進めるときの「計画の範囲」を指します。例えば「プロジェクトスコープ」「プロダクトスコープ」「スコープマネジメント」といった使い方をします。
プロジェクトスコープとは、作業の範囲を決めることです。例えば、船を造る場合、まず、顧客の要望を聞いてどんな船を造るのか決め、次に必要な材料や道具を検討して揃え、それから骨組みを造り、屋根などを付けて全体を整え、さらにそれから内装を施して完成です。これをプロジェクトスコープとした場合、海図など、中にそろえるその他のツールを用意することはこのプロジェクトに含まれないことになります。
プロダクトスコープとは、製品の範囲や目的を決めることで、製品開発でどのような機能を持たせるか、使う人にどのような体験を提供するのかといったことを指します。
スコープマネジメントは、プロジェクトスコープやプロダクトスコープを管理することです。