プロダクトアウト

簡単に言うと「作りたいから作る」という事業の在り方。つまり、世の中にニーズがあり、これを作れば社会の役に立つし、売れるだろうから作るのではなく、ウチにはこれを作る力があり、これにウチの強みを生かせるから作って売ろうというやり方です。
自社の強みを生かすので、独自性を発揮でき、他社と差別化できます。しかし、世の中のニーズと関係なく作るので、さっぱり売れない可能性もあります。とは言え、コアなファンが生まれるに違いありません。
きっとこんな風に使うのでしょう。メーカーで働く同僚同士の会話です。「今度のウチの新商品、やはりヒットしなかったなあ」「ウチはプロダクトアウトで商品を開発するから仕方ないよ」「でも、マニアックなファンは必ず買うね」。
反対に、世の中のニーズに応える形で商品開発を行うことをマーケットインと言います。